父の思い出

ここ数日、体調も悪く

目が痛くて、ちょっとパソコンメールは見られずでした。

 

今回は、父の事を書かせてください。

 

父が亡くなって2週間が過ぎました。

今でも信じられないままです。

ふと、

帰ってくるような、そんな気がして。。。

でも、遺影を見ると、現実なんだと

辛くなります。

 

毎日、おつとめ(お経をあげる事)をするようになりました。

仏教高校に通っていたので、お経をあげられます。

 

父の母、私にとっては祖母ですが、

祖母が亡くなった時、

毎日

皆でお経をあげていたこともあり

その時の事を思い出します。

 

父はどんな気持ちでお経をあげていたのだろうか、と

私と同じ様に

もっと話しておけばよかった、とか

もっと気をつけてあげればよかった、と

後悔していたのだろうかと。

 

おつとめをしていると、モカが後ろにいつもいます。

何か、感じるものがあるのでしょうか。

私も振り返って静かに座っているモカをみて

びっくりしました。

 

今は、色々な事を思い出しながら

泣いてしまいますが、我慢しないことにしました。

 

お通夜も、お葬式も家族だけで、という父の希望で

報告が後日になり、来客が多く

皆様、元気だった父が突然こんなことになった事に

大変驚かれていました。

 

父は、古武道をしていたのですが

師範代として近くの中学校で教えていたそうです。

10月7日には、京都の平安神宮に奉納演武にいくつもりで

準備をしていました。

 

大阪に帰った時に、時々、道場でのことや

演武にあちこち行った時の話をしてくれました。

 

82歳で、長い棒を振り回す老人は、有名だったそうです。(笑)

 

時々、

本当に82歳ですか?と、聞かれると

笑って話していました。

 

亡くなる2日前も道場に行き

1週間前には四国に巡業に行っていたそうです。

 

11月に大阪に帰るから、その時に話すからいいか、

と、

気にもせず、電話で話すこともなく

こんなことになってしまいました。

私は、それが悔やまれて、残念で。

 

きっと、言いたいことがいっぱいあったのに

聞いてあげられなかった。

 

日ごろ、あまり話さない父ですが

私には、母の小言を笑いながら話していました。

11月に帰ることは、早くから伝えていたので、

私が帰ったら言いたかったこと、沢山あったと思います。

 

毎日、おつとめし(お経をあげ)ながら、

写真の父をみて

もう返事をしてくれない父を、思っています。